アガベ チタノタ|黒炎(ブラックファイヤー)強棘
Agave titanota Black fire
Agave titanota Black fire
PLANTS DATA
学名:Agave titanota Black fire
和名:アガベ チタノタ|黒炎または黒火焔
科名:キジカクシ
属名:Agabe(アガベ)
種名:黒炎(ブラックファイヤー)
形態:多年草
耐寒性:★★★☆☆
耐暑性:★★★☆☆
自生地(分布):台湾
最大サイズ:30〜40cm
育成難易度:★★★★☆(育てやすい品種)
入手率:★★★☆☆
害虫・病気:カイガラムシ
治療薬剤:オルトラン・スミチオン・カルホス・冬期は石灰硫黄合剤
価格帯:★★★★☆(子株:3,000円前後)(親株:40,000円〜100,000円前後)
NURTURING
●植物詳細|当時台湾から日本へと輸入されてきたアガベチタノタの中で、特に棘・鋸歯が黒い株のアガベを黒炎(ブラックファイヤー)黒火焔(ブラックフレイム)と名付け、日本の市場へと入荷されてきました。
生長点の近い葉の棘が黒く染まり、その他の古い下葉の棘は白色で、2つの棘の色を持つアガベとなります。土に直接水を与えるのではなく、シャワーなどで葉にも水を与えると、下葉の白い棘も真っ黒に変化します。
また乾燥すると白色に戻ります。この事からあくまでも憶測ですが、成長点に近い葉は新しいので、葉の水分量が多くまだ柔らかいので、常に黒色になっているのだと思われます。
今回ご紹介する草物語で育てているアガベブラックファイヤーは、他のブラックファイヤーに比べ、特に棘が強烈で、葉と棘の間のラインも太く見事な株で、草物語の看板娘でもあります。(娘?)
● 水やり|一度に沢山の水をあげ、鉢の土がカラカラに乾いたら、またタップリと水をあげるとよく育ちます。少量の水を頻繁にあげたり、常に土が湿っていると元気をなくしますので、メリハリのある水やりを行いましょう。冬場は休眠期のためさらに水やりの頻度を少なくしましょう。
● 用土|水はけの良い土が理想です。自分で土をブレンドし作らないのであれば、一番簡単な【サボテン・多肉植物の土】を購入し、鉢にあまりギュウギュウに土を詰め込まず、空気を含ませるようなふかふかのイメージで植え替えるとよく育ちます。化粧土は無菌の赤玉土(超硬質)か黒い富士砂がオススメです。
● 植え替え|春から夏の終わりまでに急激に成長します。秋になり鉢が窮屈そうであれば大きな鉢に植え替えしましょう。休眠期にあまり動かすと調子を崩すので、寒くなる前にゆとりのあるサイズの鉢に植え替えるのが理想的です。
● 増やし方|【株分け】が可能な品種です。気温が上昇してくると、親株の脇から子株がドンドンと出てきます。親株に着いている方が子株は成長しやすいのである程度大きくなったら親株ごと土から出してみましょう。すると子株からも根が生えています。根が無いうちに切り離す場合はある程度の育成知識が無いと枯らしてしまう場合があるのでご注意ください。親株と子株を両手で持ち軽く引っ張ると外れます。外れない場合はカッター等で切り落としますが、十分に切断面を乾燥させてから土に戻しましょう。切断面が乾燥する前に植え込むと枯れる原因になります。あまりにも長い期間親株と子株を株分けせずにいると、窮屈になり親株の葉が変形し見栄えが悪くなるので頃合いをみて株分けしましょう。