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パキポディウム|ラメリー

パキポディウム|ラメリーの正面画像

Pachypodhium lamerei

Pachypodhium lamerei

PLANTS DATA

学名:Pachypodhium lamerei

和名:パキポディウム|ラメリー

科名:キョウチクトウ科

属名:パキポディウム属

種名:ラメリー

形態:多年草

耐寒性:★★★☆☆

耐暑性:★★★★☆

自生地(分布):アフリカ マダガスカル

最大サイズ:100cm(鉢の大きさによりさらに大きくなります。)

育成難易度:★★★★★(かなり育てやすい品種)

入手率:★★★★☆

害虫・病気:すす病や斑点性病害になる可能性があります。カイガラムシにやられた際に病気にもなりがちです。
屋外で管理する場合は害虫に注意してください。

治療薬剤:害虫は園芸専用の殺虫剤で駆除。

価格帯:★★★★★(子株:1,000〜3,000円前後)(親株:5,000円〜10,000円前後)

NURTURING

●植物詳細|ラメリーは、パキポディウムの中でもとても丈夫な種類で販売価格も比較的安価で購入できる為、コーデックス入門用としてオススメできる植物です。パキポディウムの中でもフォルムが丸く可愛らしい大人気のグラキリスなどを手に入れたいと思っている方は、まず初めはこのラメリーを購入し、春夏秋冬の期間パキポディウムの育成ができるようになってから、自分が手にしたいと思っている他の希少なパキポディウムや価格が高額なパキポディウムを購入する方が失敗が無くてよいかと思います。

● 水やり|基本的にほとんどのパキポディウムが乾燥を好む種のため、水やりは少な目で大丈夫です。(※塊根部が小さいうちは、蓄えられる水分量も少ないので、親株よりは水やりの頻度を様子を見ながら多くしてください。)頻繁に水を与え過ぎて常に土が湿っていると根腐れしてしまいます。ドバッと水を鉢の底から出るくらいに与え、パキポディウムラメリーが必要とする水分を補給したら、風通しの良い場所に置きサッと乾かすのが理想です。サーキュレーター等で風を人工的にあてるのもありです。屋外に置く場合は、梅雨時期など日々雨が頻繁に降る時期は雨が長期間パキポディウムラメリーにあたらない様工夫をしてください。
冬は休眠期になりますので、断水気味にし1ヶ月に一度様子を見ながら少量の水を鉢の縁の方から与えてください。細かな根が鉢全体に行き渡っていますので、直接ラメリーに水をかけずに遠くの方から吸水させた方が良いです。基本冬場は気温が夜間は低下するので屋内管理で屋外で管理するのはやめましょう。比較的暖かい部屋で冬を過ごさせると落葉せず休眠しないで管理することも可能です。

● 用土|植物が必要な水分を補給したら、なるべく早めに乾燥する水はけの良い土が理想です。自分で土をブレンドし作らないのであれば、一番簡単な【サボテン・多肉植物の土】を購入し、鉢にあまりギュウギュウに土を詰め込まず、空気を含ませるような、ふかふかのイメージで植え替えるとよく育ちます。化粧土は無菌の焼き固めた赤玉土(超硬質)か、すぐに乾燥する黒い富士砂がオススメです。

● 植え替え|気温が上がりパキポディウムが新芽をドンドンと展開し成長が始まりだす春から夏の終わりまでに植え替えを行いましょう。パキポディウムの根は太い塊根部とは違い、非常に柔らかく繊細な根をしているので、激しく鉢からひっぱり取り出すと発根した根が切れてしまいますので、慎重に鉢から取り出し、シャワーで水をあてながら水圧で古い土を落とすと根を痛めず新しい土に植え替えることが可能です。
植え替える際に割り箸等で土が満遍なく鉢に行き渡るように、グサグサすると根が切れてしまうので注意してください。植え替える際はジョウロやシャワーで水を与えて土が沈んできたら追加して土が満遍なく鉢に行き渡るようにした方が安全です。
上記の方法で植え替えを行った場合は、水を沢山使用していますので、植え替えが終わり次第必ず土が早めに乾くようサーキュレーターを使用したり、風通しの良い場所に置き根腐れしないようにしてください。

● 増やし方|1本のラメリーある程度成長すると、地面に近い根元付近から新たにいくつかの分岐が始まります。ある程度分岐したものが大きくなったら、消毒したカッターで切り落とし、十分に切り口を乾燥させてから発根剤を切り口に塗り、土に埋めると発根し増やすことが可能です。