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ディオスコレア・エレファンティペス(亀甲竜)

ディオスコレア エレファンティペス|亀甲竜の正面画像

Dioscorea elephantipes

Dioscorea elephantipes

PLANTS DATA

学名:Dioscorea elephantipes

和名:ディオスコレア・エレファンティペス(亀甲竜)

科名:ヤマノイモ科

属名:ディオスコレア属

種名:亀甲竜

形態:塊根植物・蔓

耐寒性:★★★★☆

耐暑性:★★☆☆☆

自生地(分布):南アフリカ

最大サイズ:30〜100cm

育成難易度:★★★☆☆(普通)

入手率:★★★☆☆(普通)

害虫・病気:比較的病害虫に強い品種です。

治療薬剤:不要

価格帯:★★★☆☆(子株:2,000円前後)(親株:10,000円〜500,000円前後)

NURTURING

●植物詳細|ディオスコレア・エレファンティペスの成長した姿は塊根部が、陸亀の甲羅のような形をしている為、和名では(亀甲竜)と呼ばれています。大きめのディオスコレア・エレファンティペスの中では、塊根部が激しく突起し均一なコブになっている物はとても高価な価格で販売されています。夏の終わりから初秋になると、塊根の頂点の付近から蔓(ツル)が伸びはじめ、ハート型のかわいい形の葉が沢山出てきます。日本の山芋の葉によく似ています。ゴツゴツとした岩山の様な塊根部と可愛らしい葉のギャップが何とも言えない植物で、老若男女に愛されるコーデックス(塊根植物)で大人気です。

育て方のポイントは、塊根はできるだけ日光に当てずに、ツルや葉で覆うようにします。耐寒性のある植物ですが、お部屋の中が冷えすぎると、葉が枯れてしまうことがありますので注意しましょう。原生地では塊根部分は土の中に埋まっています。日本の山芋などと同じ状態で地面から蔓だけが伸び、他の木々や岩などに巻き付きます。その為塊根部を地面に埋め込んだ方が早く大きく育ちますが、塊根部が見えない為、腐らせない様注意が必要です。成長は遅くなりますが、塊根部がやや見えるように植え、常に状態を把握できる方が安心かと思います。

● 水やり|一度に沢山の水をあげ、鉢の土がカラカラに乾いたら、またタップリと水をあげるとよく育ちます。少量の水を頻繁にあげたり、常に土が湿っていると元気をなくしますので、メリハリのある水やりを行いましょう。夏場は休眠期のため、断水する事をお勧めします。休眠期に土に多く水分を含んでいると根腐れしてしまうので注意してください。

● 用土|水はけの良い土が理想です。自分で土をブレンドし作らないのであれば、一番簡単な【サボテン・多肉植物の土】を購入し、鉢にあまりギュウギュウに土を詰め込まず植え替えるとよく育ちます。化粧土は乾燥したかすぐに土色で判別ができる無菌の赤玉土(超硬質)かすぐに乾燥する富士砂がオススメです。

● 植え替え|春以降、気温が上昇すると葉が枯れ落ち休眠期に入ります。休眠中は成長しない為そのままの鉢で寝かしておき、秋に入り蔓が伸び始め葉が展開し始めたら、塊根部も成長し始めるので大きな鉢に植え替えると良いでしょう。

● 増やし方|種(実生)から発芽させます。水耕栽培キットなどを使用し発芽させると発芽率がアップします。但し、発芽後すぐに土に植え替えるとダメになる可能性があるので注意。ある程度成長してから鉢に植え替えると良いでしょう。土に種を蒔き発芽させた場合は発芽率が若干低下しますが、発芽後はそのまま順調に育ちます。